☆終演後のご挨拶 野村亜矢☆

浅草紅団、ニヤリの春子をやらせていただきました野村亜矢です。

9日間本当にありがとうございました。

私は今まで同じ作品に再度出演したことがなく

この浅草紅團が初めての初演、再演と続けての出演。

しかも初演時にやらせていただいた花美の役はセリフこそ少なかったけど

今までやらせていただいた役の中でトップ3に入るくらい大好きな子だったので

同じ話、同じセリフなのに自分じゃないというのが稽古序盤からとても違和感がありました。

けど話が進んでいくにつれ新しいエピソードも増えていって

いずみちゃんが前回の花美と全く違う花見を見せてくれて

少しずつ春子のことを好きになっていけました。

私、役にものすごく愛着が湧いてしまうので同じ作品を違う役でやるのはどうも向いていないみたいです(笑

春子も前回はなかったその後を書いていただいて

感想や終演後に声をかけてくださる方がみんな梅吉と春子のシーンが好きだったと言ってくださったのが本当に嬉しかったです。

しかも良かったではなく好きだったと言ってくれたのが何だか嬉しかった。

正直、望月さんのつけてくれた演出が頭の中では理解できても

自分が春子と同じ立場になったら好きな人に迎えに来るって言われたらそれを受け入れちゃうし

最初春子はプリプリしてるけどぁゃだったらたぶん半べそかいて歩いてたから

春子の心情が頭では分かってるのにどうも心の中では理解できませんでした。

江戸の女は強がってあーゆう態度を見せてしまう。

けどそれでも最後の最後に泣きついて覚悟を決めるのがいじらしくて好きだったと言われた時に

やっと春子とひとつになれた気がしました。

お客様あっての舞台は本当にドガドガならではで

初日が終わって感想をいただいてやっと春子の気持ちを理解してあげられた。

ちょっと遅すぎるスタートでした。

けど2日目からは終着駅が見えてからの春子はどんどんやりやすくなりました。

むしろ最後の梅吉とのシーンでなく最初の日暮里さんとのくだりが褒めていただけるように!笑

ドガドガは本当に望月さんの斬新な演出、支えてくれる座組み、なかなかゴールへたどり着けない私達を周りから固めてくれるスタッフの方、そして幕があけてどんどん私達を成長させながら見守ってくれるお客様。

本当に毎回少しずつ私を成長させてくれます。

今回の心残りは私のスタートが遅すぎたこと。

東洋館で迎えた3回目の夏はぐんと成長した熱い夏にはできなかったけど

もっと頑張らなきゃと再確認できたとても大切な夏になりました。

本当にありがとうございました。

もしまたお目にかかることができたらこの夏成長できなかった分

一回り大きくなって帰ってこれたらいいなと思います。

本当にありがとうございました。


野村亜矢

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